編入予備校は行くべきか? その二

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今回は、私が感じた予備校に通うメリットを書きたいと思います。

 

①合格までの最短ルートの知識が得られる

矢張り、予備校の講師の方は編入のプロフェッショナルです。各大学の過去数十年間の過去問の傾向など、分析しつくしています。

正直、個人の力でその量の過去問を蒐集、分析するのは、不可能ではないにしても、膨大な時間がかかります。

京大の公式サイトにも、過去問のPDFがアップロードされていますが、せいぜい五年間分しかありません。模範解答などは掲載されていませんので、自分が思いついた回答が、合格の基準に達しているのか、それとも全くの見当違いなのか、判断できません。

餅は餅屋に、虫歯は歯医者に、お寿司は板前に、離婚相談は弁護士に、編入試験は予備校講師に、何でもプロフェッショナルを頼るのが人生の近道であり、リスクが少ないです。

予備校の夏期講習中に京大の過去問っぽいテストを解かされたのですが、私は50点前半と採点されました。

通常、8月後半の時点では、(予備校の採点基準で)80点台は取っていなければならなかったらしく、非常に焦りました。

例え法学部生で法の知識がある方でも、編入の為の法学知識と、大学の授業で学べる内容はかなり異なっていると思いますので、遠回りをせずに済むと思います。

 

無知の知

先程も触れましたが、独学で勉強する場合、自分の編入戦闘能力がどの程度なのか、良く分かりません。

自分に自信を持つことは良いことですが、根拠のない自信は過信、慢心、傲慢となり、身を滅ぼします。

予備校の模試等で客観的に採点してもらえば、自分にどれだけ知識が足りていないのかを素直に受け止められると思います。

私は予備校で自分の無知を痛感し、勉強の覚悟ができたと思います。

 

③対話の重要性

独学で勉強する場合、基本的には書物を読み、ノートにメモをする、といったスタイルだと思います。

つまり、インプットは視覚からのみ、アウトプットはペンを走らせるだけだと思います。

一方、対面式の講義ですと、聴覚からのインプットも増えます。

講師の質問に答えることもありますので、思考を発声でアウトプットすることになります。

これ、正にソクラテスの問答法ですね。

質問を繰り返され、それに答え続けていくことで、問題の本質に自分の力で近づいていくことができます。

また、講師の方の小話や、問題に関連するちょっとしたエピソードが面白く、妄想力を鍛えることもできます。

無味乾燥な法学砂漠が、突如として桃源郷に変化し、楽しみながら勉強できます。

 

予備校には、編入のプロフェッショナル・ソクラテスが待っています。

時間を無駄にしない、無知の知、問答法、これらのメリットより、個人的には予備校をお勧め致します。

 

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